血液検査の結果の見方
血液検査の結果の簡単な見方を説明してあります。
ただしこれはごく一般的な説明であって、病気によっては当てはまらないこともありますし、検査の結果が異常だからといってそれが必ずしも病気をあらわしているとはかぎりません。健康でも値の低い人や高い人もお見えになりますのでご自分の場合はどうなのか わからなければ先生にお聞きください。
枠で囲まれた検査は特に大事な検査です。
クレアチニン、eGFR、尿素窒素
腎臓 の機能を表しています。クレアチニンが高い方は腎臓の働きが悪いことを示しています。クレアチニンが 1.0以上 、eGFRが 59以下 で要注意です。低い方は気にしなくて結構です。
尿酸
痛風の原因となります。高い方は アルコール(特にビール) を減らすようにしましょう。
ナトリウム、カリウム、クロール
血液中の塩類(ミネラル、電解質ともいいます)を示してます。
総蛋白、アルブミン
一般的な栄養状態を示しています。
総ビリルビン
高いと黄疸があるということです。
γ-GTP(ガンマージイティーピー)
これも肝臓の検査で、 アルコール による肝臓障害のときに高くでます。
AST(GOT),ALP(GPT)
肝臓 の代表的な検査です。数字が高いほど肝臓に障害があることを示しています。
ALP
これも肝臓の検査ですが子供では健康でも高くでます。お年寄りも高くでることがあります。
LDH
いろいろな病気(肝臓、血液など)で高くなりますので、詳しくは先生にお聞きください。
TG(中性脂肪)
トリグリセライドとも言います。 食べすぎ たり 飲みすぎ たりしている方や太っている方で高くなりやすく、動脈硬化の原因の一つです。
総コレステロール
中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロールを含みます。
LDLコレステロール
悪玉コレステロールといわれています。 動脈硬化 の主な原因の一つです。140以上で食事指導、160以上で薬が必要になります。糖尿病の人は120以下、狭心症や心筋梗塞を起こした人では100以下、できれば、70以下が目標になります。
HDLコレステロール
善玉コレステロール といわれるものでこれが低いと動脈硬化が進むと言われています。
コリンエステラーゼ
脂肪肝のときに高くでます。
CK
筋肉が痛んだときに高くなります。
白血球数
細菌感染(肺炎、腎盂炎など)で高くなります。他の病気で高くなることもあります。
CRP
同じく細菌感染などで高くなります。
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット
血液の濃さ (貧血かどうか) を表しています。
MCV,MCH,MCHC、RDW、白血球像
専門的な項目ですので、白血球数に異常がなく貧血がなければ気にされなくて結構です。
血小板数
血小板(血液を固める成分)の数を表します。
特殊な検査
HbA1c(NGSP)
ヘモグロビンエイワンシーと読みます。糖尿病のコントロールの良し悪しをみる検査で、過去 約1ヵ月間 の血糖値を反映しています。数字が高ければ高いほど血糖が長い時間高かったことを示しています。 インシュリンをうっている方は7%台前半、薬を飲んでいる方、食事療法をしている方は6.0%台前半が目標です。正常値に近ければ近いほどよいのですが高齢者(75才以上)の方は 8%台 と高めでもよい時もあります。
リパーゼ・アミラーゼ
これが高いときには膵臓が悪い可能性があります。
IgE(RIST)
アレルギーがあるかどうかの目安となります。ただしこれが低いからアレルギーがない、高いからアレルギーがあると言いきることはできません。あくまでも目安です。

