高脂血症・コレステロール
管理ガイド
コレステロールの基礎知識
< 重要なポイント >
コレステロールは体に必要な成分です。正しい知識を持って適切に管理しましょう。
コレステロールの誤解を解こう
❌よくある間違い
- コレステロール = 油(実際は違います)
- 油っこい食べ物 = コレステロールが多い
- やせている人は大丈夫
✅ 正しい知識
- 体の細胞に必要な成分として重要な働きをしています
- 油ではないので、必ずしも油っこい食べ物に多いわけではありません
- 体型に関係なく注意が必要です
コレステロール VS 中性脂肪
コレステロール
- 細胞の成分
- 食事から直接摂取
- 卵、内臓類に多い
中性脂肪
- エネルギー貯蔵
- 糖質・アルコールから変換
- 果物、お酒、ご飯、甘いもの
< 覚えておこう >
果物、アルコール、ご飯、甘いものは中性脂肪になりますが、コレステロールには変わりません。でも食べすぎは禁物です。
食品別コレステロールガイド
🥬野菜類(安心して食べられる)
- コレステロール含有量:ゼロ
- 食物繊維がコレステロールの吸収を抑制
- 積極的に摂取しましょう
🍺アルコール類
- コレステロール含有量:ゼロ
- ただし飲みすぎは危険:
肝臓への悪影響
糖尿病の悪化
中性脂肪の増加 - 適量:ビール中瓶1本またはお酒1合まで
🥚卵類(注意が必要)
卵のルール
- 黄身はコレステロールのかたまり
- 白身にはほとんど含まれない
- 1日1個まで(栄養価は優秀)
卵の仲間(全て高コレステロール)
- うずら卵
- たらこ
- いくら
- ししゃも(子持ち)
- ケーキ、カステラ
🥩肉類
控えめに
- レバー:非常に高い
- 脂身:避ける
適量なら OK
- 鶏肉、豚肉、牛肉(脂身除く)
- ただし動物の脂肪はコレステロールを増やすので注意
🐟魚類(おすすめ)
魚を積極的に食べよう
魚のコレステロール含有量は決して低くありませんが、魚の油にはコレステロールを下げる働きがあります。
- 食べすぎなければ積極的に摂取
- コレステロール改善効果が期待できる
まとめ
積極的に食べる
- 野菜(食物繊維も豊富)
- 魚類(適量)
注意して食べる
- 卵(1日1個まで)
- 肉類(脂身は避ける)
控える・避ける
- レバー
- 卵の仲間(たらこ、いくらなど)
- 動物の脂身
成功への鍵
野菜を中心とした食事で、バランス良く栄養を摂取しましょう。完全に避ける必要はありませんが、量を意識することが大切です。